2011年04月25日
春の佐賀認定酒の審査会&お披露目会
先週の土曜日に佐賀市内のマリトピアさんで「佐賀県原産地呼称管理制度」
春の認定酒を決めるための審査会並びに認定酒お披露目会が開催されました。

この佐賀県原産地呼称管理制度(長い制度名ですが・・・)では地元佐賀県産の
原料(米や麦や水など)を100%使用して佐賀県内の製造場で製造された
純米酒や本格焼酎を委員会の皆さんが官能評価により審査して、
品質が良いものと判断された場合に認定されます。

審査時はもちろんブラインドによるテイスティングで、アンバーグラスを
使用しています。
審査員は香り、味わい、バランス、総合評価の項目で審査し、最終的に
5段階で評価します。

今年の春の審査から私も委員会のメンバーになりました。
蔵元はあくまでもオブザーバーという立場で私たちのつけた点数は審査の
結果に反映されません。
ただ、一生懸命に官能評価させていただきました。

基本的に審査する委員の皆さんは専門家の方が多いです。
副委員長の松崎晴雄さんはご存知の通り、全国的に知られるきき酒の達人
ですし、他には国税局の鑑定官室長や酒類卸業の方、酒販店さん、飲食店さん
などの酒類業のプロの方たちで構成されています。
先日、新酒の会でお世話になった「鶴荘」(太良)の若主人、赤木君も今回から
審査員デビューしました。

さらに今回の審査から、消費者委員の皆さんも参加しています。
福岡から佐蔵会の卒業生の姿も。真剣に頑張っていただきました。
消費者の皆さんの評価も大変参考になります。
これがプロの評価と必ずしも一致しないところが、実に面白い点です。
専門家からすると気になる(マイナスの評価)香りや味わいも
消費者の皆さんはそんなに気にしていないということもあるはずですしね。

審査終了後、春の認定酒が発表されて、お楽しみのお披露目会。
今回認定されたのは純米酒62点、本格焼酎12点の合計64点。
認定酒の一覧はこちらから。
今回は土曜日開催ということもあり、たくさんの佐賀酒ファンの皆様に
ご来場いただき、新酒の味わいを確認していただきました。
今回の認定酒や佐賀の新酒が大集合するイベントが5/20(金)19:30~
「佐賀SAKE NIGHT」としてマリトピアさんで開催されます。
この日は蔵元も大集合しますので、九州の日本酒ファンの皆様、
要チェックですよ。申し込みは明日(4/27)までとなっておりますので、
お忘れなき様に!
参加申し込みや詳しい情報はこちらから。
Posted by 六代目蔵元ケンスキー at
08:38
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