2010年01月29日
そうだ、香港へ行こう!
先週から今週にかけて移動の連続です。
ソウルからいったん佐賀に戻り、その夜は旅館業組合の青年部の皆さんや
有田の商社の組合の皆さんや窯元の組合の皆さん、諸富家具の組合青年部の
皆さんと県の流通課の方を交えた交流会に参加しました。
とにかく佐賀の良さを連携してみんなの力で発信していこうという前向きな思いで
旅館組合青年部長の山口さん(古湯・大和屋ご主人)の呼びかけで実現しました。
具体的なところはこれからだと思いますが、今後もこの連携を大事にしていきたい
と思います。
さて、昨日から極寒の地から常夏の香港へ来ております。
予想どうりにコートなんて必要ありません。半そで姿の方もチラホラ。
それに湿度が異常に高い。同じアジアでもソウルと香港じゃえらい違い(笑)

ホテルにチェックインして、直ぐに今夜の酒イベントの会場へ直行しました。
ここはセントラルのソーホーという地区で日本で言うところの六本木?かな。
とにかくいろんな国の料理をだす店が建ち並んでて、欧米人がわんさかいるエリアです。

「TAKU」さんという昨年オープンしたばかりの日本食レストランが今夜の会場です。
内装もなかなかおしゃれで、料理は欧米人が好みそうな寿司と串焼きがメインの
お店です。こちらのお店でメニューにもうちのお酒をご利用いただいてます。
お店のスタッフの方はすべて香港人の方です。

お酒の会では五種類の日本酒と梅酒を提供するのですが、ちゃんときき酒用の
テイスティングシートを準備いただいてました。素晴らしい!!

今回はこじんまりとした少人数制のイベントです。
このランチョンマットがわりのシートがこれまた素晴らしい。
ここのお店で月一回の酒イベントの時に使用しているらしのですが、
日本酒の製造工程や種類などがわかりやすく英語表記されてました。

最初の料理は自家製の豆腐にうにをトッピングしたもの。
これが乾杯の「七田 純米大吟醸」にばっちりあいました。

次がお造りです。 赤貝、はまち、海老、あわびなど。
脂ののったはまちなんかには「七田の純米吟醸」がばっちりでした。

そして、お寿司には「七田 七割五分磨き」 赤身のマグロにはぴったり。
この後は、串焼きなどの焼き物が出てきて、こちらには「七田 純米無濾過生」の
新酒や「七田 山廃辛口純米」をお燗にしてあわせていただきました。

店長やスタッフの方々も参加して、飲みはじめました(笑)
この会は女性の参加率が70%と女性比率が高かったのですが、あらためて
香港の女性はお酒に強いということがよく分かりました。
そして、皆さんが日本酒に対しての関心が高いので質問攻めにあいました(汗)

遅くまで残っていただいた皆さんと最後に記念撮影。
私はこの時点でかなり酔ってしまいました。 女性陣はケロリとしています。
さぁ、今日も頑張りますよ!!
2010年01月29日
極寒のソウルより その三
三日目も相変わらず氷点下のソウルでした。
午前中はソウルジェトロの方から韓国事情についてお話を伺った後に
バスにのってソウルから1時間半くらい離れた場所まで移動しました。
向かった先は・・・ マッコリやソジュを製造している会社の見学です。
特にマッコリってどう造るのか興味あります。
製造担当の方が詳しく、醗酵工程から蒸留工程、貯蔵工程を丁寧に案内してくれました。
この会社は他の焼酎製造メーカーさんより付加価値の高い商品をということで・・・
まず、醗酵工程の設備をみて驚きました。
お米を蒸す甑や麹つくりの設備がすべて日本製のものでした。
いわゆるドラム式のものを使用していたのです。
さらに蒸留器もおなじメーカーのものでした。すべて減圧蒸留だそうです。
撮影を許可していただけたのはこの貯蔵工程のみです。
ここにもこだわりがありました。
この会社の親会社はこの地方で甕などの焼き物を製造しているそうで、貯蔵容器は
すべてこの甕によるものです。たくさんの甕が並んでました。
この甕で貯蔵することではるかに品質が良くなったとおっしゃってました。
他にも一部、オーク樽で貯蔵しているものもありました。
そして、試飲です。 41度の原酒と25度の焼酎、さらに特別に販売している
マッコリの原酒です! いま、日本でも人気が出ているマッコリですが、
市販されているマッコリは15度くらいある原酒を加水して10%以下に調整し、
そこに糖類や酸味料で味付けしているそうです。
たしかに原酒を飲ませていただきましたが、シャープで強い酸味は感じますが
甘さがまったくありません。無添加であることがこの会社のこだわりのようです。
工場見学終了後、またバスでミョンドンのロッテホテルへ移動。
夜は日本酒愛好家のかたを対象とした日本酒パーティーです。

酒樽の鏡割りでスタートです!
参加されたお客様は会社の社長さんや大学の教授など今回のソウルでのイベントに
尽力された李さんのお知り合いの方が中心でした。
(李さんは白いはっぴを着ている女性の方です)

この方は韓国で有名なお笑い芸人?さんだそうで・・・
会の途中で紹介されて、挨拶されてました。
他のお客様にサインをせがまれていたので間違いなく有名な方なんでしょう(笑)

このお酒のイベントの司会をされていたコリアンビューティーは李さんの娘さんで
やはりこの方も芸能人なんだそうです。
ここに参加されていた石油会社の社長さんがうちの純米吟醸をいたく気に入って
いただき、いろんな方をうちのブースへ連れてきてくれました。
さらには私をブースから引っ張り出して、各テーブルを廻りながら紹介してくれました。
そして、いよいよ帰国の日ですが、空港に行く前に韓国向けのの輸出で
お取引が始まった会社へご挨拶に行きました。

昨年の秋ごろに出荷した荷物が実は一昨日にようやく会社に届いたとのこと。
初めて輸入される商品については政府による食品検査が厳しく、時間がかかるとのこと
でしたが、驚きました。
これから、多くの韓国の皆様へ天山のお酒を届けていただきたいと思います。